医療機関にかかる前に自分でできること

持病のため、もう10年以上も大学病院に通院している。私の主治医の外来は午前中のみとなっているが、患者が多いので実際は3時過ぎまで診察しているようだ。彼の机の上には、いつも缶コーヒーが置いてある。体に気を使っているつもりなのかコーヒー缶には微糖と書かれてある。休憩も長くは取れないのであろう。大学病院は、何時間も待って診察はたったの数分だと批判されることがある。大学病院を受診するような病気を持つ人は、普通の人よりも健康に関して敏感であろうから、もっと自分の病気をしっかり診てほしいと思うのだろう。医療の発達により病気の早期発見が可能になることと高齢化が進行することで、患者数が年々増えている。一つの医療機関が受け持つ患者数が増え、医師の負担が増すため待ち時間が長くならざるを得ない。この問題を改善するのはどうすればよいだろうか。医師の数自体を増やすべきという考え方もある。しかし、近頃では患者の消費者意識が高まるあまり、意図せぬ結果になれば、医師に対して暴言・暴力・損害賠償を求める人もいるという。そのような状況では、医師も安心して患者を診ることができず、医師を希望する人も増えないのではないだろうか。医師の数を増やすのは時間もお金もかかる。それよりも、私たちが日ごろから体調管理をし、なるべく病院にかかることのないようにすることが自分自身にとっても良いし、医療費削減の観点からも良いと思う。難しいことではない。たとえば、手洗いうがいをする。夜更かしはしない。偏った食生活をしない。全てができなくても、どれかひとつくらいできることはあるはずだ。

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